フュージョンバンドT-SQUAREのアルバムをすべて網羅してみる。
結成から40年以上の老舗バンドである、T−SQUARE。
カシオペアと並んで日本のフュージョンを長年支えてきた。
これからその歴史をシリーズで2020年現在まで追っていく。
1970年代(1978~1980)アルバム
1976年明治大学の学生だった安藤まさひろによって結成。伊藤たけしらが加入した。
スクエアの由来は結成時に四人だったことから名付けられた。
1978年アルバム「Lucky Summer Lady」でデビュー。
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Lucky Summer Lady
デビュー当時のメンバー編成
安藤まさひろ(ギター)
みくりや裕二(ギター)(セカンドアルバムまで)
伊藤たけし(サックス)
河合マイケル(ドラム)
宮城純子(キーボード)
中村裕二(ベース)
仙波清彦(パーカッション)
鷺巣詩郎(サポートメンバー、アレンジャー)(セカンドアルバムまで)
特筆すべきは後にプロデューサーとなる河合マイケルや鷺巣詩郎が一時的にだが在籍していたことである。
Midnight Lover
Make me a star
3rdアルバム「Make me a star」リリース時のメンバー
安藤まさひろ(ギター)
伊藤たけし(サックス)
宮城純子(キーボード)
河合マイケル(ドラム)
仙波清彦(パーカッション)
中村裕二(ベース)
まとめ
スクエアの歴史はほぼ日本のフュージョンの歴史と言っても過言ではない。デビュー当時はフュージョンはジャズの一系統としか見られていなかった。
しかも80年代の爽やかなサウンドとは違う、いい意味で泥臭さがあった。
安藤のギターもまだそれほどロックではなかったし、伊藤たけしのサックスはどこまでも渋かった。
仙波の「キュポキュポ」のパーカッションも味わい深い。
宮城のキーボードもどこか温かみがあった。
そこに、どこかクルセイダーズを思わせる部分がある。
しかし、私はそれを受け入れられなかった。当時は90年代の本田スクエアしか聴いてなかったので、何だか別のバンドに聴こえてきて、そのギャップが耐えられなかったのだ。
今は70年代のスクエアを聴くようになった。やはり彼らの原点を知りたかったからである。
まだまだこのバンドについて知らないことがある。
次は80年代前半に進む。
80年代前半(1980~1984)アルバム
Rockoon
1980年に宮城純子、マイケル中村(後にスクエアのサポートメンバーを担当する)が脱退し、久米大作、青木純が加入。
アルバム「Rockoon」をリリースする。
4thアルバム「Rockoon」のメンバー
安藤まさひろ(ギター)
伊藤たけし(サックス)
久米大作(キーボード)
中村裕二(ベース)
青木純(ドラム)
仙波清彦(パーカッション)
青木純は、後に山下達郎のサポートメンバーとして、大ヒットに貢献していくことになる。
代表曲に「BANANA」「Tomorrows Affair」
MAGIC
1981年に仙波清彦、中村裕二が脱退し、田中豊雪が加入。5thアルバム「MAGIC」をリリース、伊藤はEWIの前身であるリリコンを使い始める。
また、このアルバムに収録されている「It’s Magic」「Chase」「リトルマーメイド」はスクエアの代表曲となる。
5thアルバム「MAGIC」のメンバー
安藤まさひろ(ギター)
伊藤たけし(サックス)
久米大作(キーボード)
田中豊雪(ベース)
清水永二(ドラム。それまでに複数のドラマーが入れ替わっている。)
脚線美の誘惑
1982年にアルバム「脚線美の誘惑」からキーボードの和泉宏隆が加入。以後1997年までスクエアの司令塔として活躍する。
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アルバム6th「脚線美の誘惑」のメンバー
安藤まさひろ(ギター)
伊藤たけし(サックス)
和泉宏隆(キーボード)
田中豊雪(ベース)
長谷川徹(ドラム)
以後、1985年までこのバンド体制が続く。
HELLO GOODBYE
1983年、7thアルバム「HELLO GOODBYE」をリリース、松任谷由美が「黄昏で見えない」を提供している。
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ADVENTURES
1984年には「Adventures」をリリース。大ヒットしたことがきっかけで、スクエア人気に火がつく。同年、「Stars And Moon」をリリースする。
Stars and Moon
まとめ
80年代のスクエアの進化は目覚ましい。アルバム一作ずつ年代順にたどっていくといつの間にかパーカッション仙波が消え、伊藤たけしは以前よりも渋さが増し、安藤まさひろのギターサウンドが爆発し、田中豊雪も負けずとスラップベースを弾き倒し、長谷川徹は則竹ほど派手ではないがリズム面をしっかりと支えている印象があった。和泉宏隆はキーボードはもちろん作曲者としての才能を開花させ、80年代後半の黄金期へのステップを確実に踏んでいった。
特に目立ったのは、伊藤のジャズと安藤のブルースロックが互いに共存しつつも、スクエアという枠からはみ出そうとしているのを和泉が両者をつなぎとめているという印象があった。1998年に和泉が脱退した後の2000年にスクエアはバンド形態を解消した。(2005年にバンド形態に戻った。)あくまで推測かもしれないが、和泉の存在がスクエアにとってどれだけ重要だったかということだ。スクエアでの和泉の曲は安藤の次に多い。和泉もスクエアの大黒柱だったことを考えると、彼の脱退はスクエアにとって一つの時代が終わったと言っても過言ではない。
しかし、スクエアは往年のメンバーと度々共演しつつ、現在も新しいメンバーを入れて活動している。和泉はいないかもしれないが、伊藤と安藤は若いメンバーとともに新しいスクエアを創り上げようとしている。
過去は忘れないけど、それはそれ。新しいことにも果敢に挑戦する。だからこそスクエアは紆余曲折をへて40年も続いてきたのかもしれない。
1980年代後半(1985〜1989年)
R・E・S・O・R・T
1985年、9thアルバム「R・E・S・O・R・T」をリリース。代表曲は「OMENS OF LOVE」「PRIME」「Forgotten Saga」。
S・P・O・R・T・S
1986年に長谷川徹が脱退し、則竹裕之が加入。10thアルバム「S・P・O・R・T・S」で、若干20歳の則竹によるはつらつとしたドラムを聴くことができる。代表曲は「宝島」。
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「OMENS OF LOVE」「宝島」吹奏楽バージョン
また、和泉が作曲した「OMENS OF LOVE」と「宝島」は吹奏楽の定番として親しまれている。
洗足学園音楽大学/SENZOKU GAKUEN college of Musicの公式チャンネル↓
川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団 第52回定期演奏会 真島俊夫追悼演奏会の公式チャンネル↓
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アルバム「S・P・O・R・T・S」
アルバム「S・P・O・R・T・S」のメンバー
安藤まさひろ(ギター)
伊藤たけし(サックス)
和泉宏隆(キーボード)
田中豊雪(ベース)
則竹裕之(ドラム)
TRUTH
1987年には須藤満が加入、11thアルバム「Grand Prix」で、マーカスミラーばりのスラップを披露している。
また、F1のテーマ曲で有名なTRUTHはこのアルバムに収録されている。(元々はF1のために作曲されたわけではなかった。)
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アルバム「Grand Prix」のメンバー
安藤まさひろ(ギター)
伊藤たけし(サックス)
和泉宏隆(キーボード)
須藤満(ベース)
則竹裕之(ドラム)
以後、1991年までこのバンド体制が続く。
YES,NO.
1988年、12thアルバム「Yes No」をリリース。
WAVE
1989年、アメリカ進出の際に既にスクエアを名乗っているバンドが存在していたことから、T−SQUAREに改名することになった。
その直後にリリースされたのが、AORにアプローチした13thアルバム「Wave 」である。
まとめ
「OMENS OF LOVE」や「宝島」、「Truth」などでスクエアが全国区で知られることになったが、1985〜1989年の特徴としては、次第にポップさを残しつつも、メンバーそれぞれのテクニカルな部分を重視する傾向が見られるようになった。
上にあげた代表曲はスクエアのほんの一側面でしかなく、アルバムを通して聴くことでスクエアはミュージシャンのためのバンドだということがお分かりいただけると思う。
実は、スクエアのスコア本を見ても80年代初頭から中盤の代表曲が大半を占める。90年代になると本田雅人の技術の高さが話題を呼ぶものの、技術的な問題で曲のコピーが容易ではなくなってくる。
インストゥルメンタルの可能性を追求したいというバンドの理想とそれを追求すればするほどリスナーを選んでしまうというジレンマがあるように思う。
90年代に続く
1990年代前半(1990年〜1994年)アルバム
NATURAL
1990年、Rippintons(リッピントンズ)のリーダー・ラスフリーマンによるプロデュースで、14thアルバム「Natural」をリリースする。
NEW-S
しかし、伊藤たけしは1991年に渡米することを理由にバンドから脱退。代わりに本田雅人が加入する。15thアルバム「News」をリリース。
これを機にスクエアの音楽性が様変わりする。伊藤が他のメンバーとの協調を重視するのに対して、本田の場合は、周りのメンバーが彼の実力に対応するために、常に100%の実力を出し切るという風に感じる。
15thアルバム「New-s」のメンバー
安藤まさひろ(ギター)
伊藤たけし(サックス)
和泉宏隆(キーボード)
須藤満(ベース)
則竹裕之(ドラム)
このバンド体制は1997年まで続く。
IMPRESSIVE
1992年には、16thアルバム「IMPRESSIVE」をリリース。アイルトン・セナのテーマ曲となった「Faces」とバルセロナオリンピックテーマ曲「Rise」はシングルカットされた。
HUMAN
1993年、17thアルバム「HUMAN」をリリースする。「明日の扉」はF1のアラン・プロストのテーマ曲となる。
夏の惑星
1994年、18thアルバム「夏の惑星」をリリース。
まとめ
1990年代は本田の音楽性がひときわ目立った「H(本田)-スクエア」といっても過言ではない。彼の才能が他のメンバーの実力を引き出し、それに対し本田が応えるという好循環が生まれたいたように思う。
本田の音楽の引出しは無限にあるように思えた。ボサノバやビッグバンドなど扱う音楽ジャンルが多様化した。安藤もアップテンポな曲でもアコースティックギターを使う機会が増え、スムースジャズのような楽曲を耳にすることが多くなる。
特に1994年リリースの「夏の惑星」に収録されている「COPACABANA」は、この時期の中でお気に入りの一つで、安藤が珍しくスムースジャズにアプローチしたソロを弾いている(記憶の中ではこのようなギターソロは記憶にないのだ。似ているとすればアルバム「New-s」の「真夏のため息」か。)。なんとなくウェスモンゴメリーを彷彿とさせる。
こうして1980年代以来の黄金期を迎えたわけだが、それもつかの間、本田は1997年に和泉とともにスクエアに脱退することになる。
1990年代(
1995年~1999年)アルバム
Wecome to the Rose Garden
1995年、20thアルバム「Welcome to the RoseGarden」をリリース。イエスやレベル42などのアルバムに関わったジュリアンメンデスゾーンを迎えて、ロンドンでのレコーディングとなった。非常にバラエティに富んだアルバムで、「TRIUMPH」、「CROWN AND ROSES」のようにスクエアの王道の曲もあれば、「LANDSCAPE」、「41,PATHENIA Rd.」のように変拍子を使った長尺の曲もある。最後のトラック「PRIME TIME」は1985年リリースの「R・E・S・O・R・T・S」の「PRIME」をアップテンポ調にした曲で、本田の超絶技巧が際立ったアレンジとなっている。
B.C.A.D(Before Christ & Anno Domini)
1996年、21thアルバム「B.C. A.D.(Before Christ&Anno Domini)」をリリース。
BLUE IN RED
1997年、22thアルバム「BLUE IN RED」をリリースする。
GRAVITY
1998年、23thアルバム「GRAVITY」をリリース。本田雅人と和泉宏隆が脱退し、サックス&EWIに宮崎隆睦、キーボードに難波正司が加入する。
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アルバム「GRAVITY」のメンバー
安藤まさひろ(ギター)
宮崎隆睦(サックス・EWI)
難波正司(キーボード)
須藤満(ベース)
則竹裕之(ドラム)
Sweet&Gentle
1999年、24thアルバム「Sweet & Gentle」をリリースする。キーボードの難波正司から松本圭司に交代する。
アルバム「Sweet & Gentle」のメンバー
安藤まさひろ(ギター)
宮崎隆睦(サックス・EWI)
松本圭司(キーボード)
須藤満(ベース)
則竹裕之(ドラム)
まとめ
1995年~1997年のアルバムから聴いていくと本田雅人のサックス登場曲が少なくなっている。確かにEWIはスクエアの象徴と言ってもいいくらいの楽器であることは確かだが、以前ほどアルバムに本田色が感じられない(安藤まさひろがスクエアのリーダーだから仕方ないとは思いつつ。)
本田の演奏はスリリングな要素が多分にある。サックスであってもEWIであろうとそれは変わらない。それは一息つかせる暇がないほどで、音大卒だけあって音楽的素養の引出しの多さに驚かされる。一方、伊藤の演奏は柔和と安定さがあり、前に出すぎず、他の楽器との調和も考慮されているような気がするのだ。
両者どちらがいいかなんて問いは野暮である。それぞれに素晴らしい特色があり、その多様性こそがスクエアの本質なのだ。
本田がスクエアを脱退して以降、30周年、40周年などのイベントや再結成ライブには参加していない。不仲説などいろんな噂があるが、ここで断言はできない。あくまで推測でしかないし、事の真相は本人たちにしかわからないのである。
次回は2000~2004年に続く。
今回は2000年代のT-SQUAREのアルバムを紹介する。
2000年代(2000~2004)アルバム(バンド形態解消、ユニットへ)
T-SQUARE
2000年、25thアルバム「T-SQUARE」をリリースする。
松本圭司がこのアルバムの楽曲の大半を作曲し、ところどころにDJ時代に培ってきた技術を発揮している。従来のスクエアとは違うサウンドにファンの間では問題作として扱われがちだが、時代の流れを読みつつクラブサウンドをスクエアらしさを失わないように融合させたのは見事としか言いようがない。
残念ながら彼の正式メンバーとして参加したアルバムはこれが最初で最後となった。2000年、バンド形態を解消することになったのだ。
FRIENDSHIP
安藤まさひろは伊藤たけしと10年ぶりにタッグを組んで、26thアルバム「FRIENDSHIP」をリリースする。
レコーディングはロサンゼルスで行われ、ベーシストのネイザンイーストやドラマーのヴィニー・カリウタなどのウェストコーストミュージシャンをゲストに迎えている。
4曲目の「MAYBE TOMORROW」はかつてのメンバー和泉宏隆作曲・編曲である。
26thアルバム「FRIENDSHIP」時のバンド編成
安藤まさひろ(ギター)
伊東たけし(サックス・EWI)
則竹裕之(ドラム・ライブサポートのみ)
須藤満(ベース・ライブサポートのみ)
BRASIL
2001年にリリースされた27thアルバム。
New Road,Old Way
2002年、28thアルバム「New Road, Old Way」をリリースする。
2000年~2002年のアルバムは海外の有名ミュージシャンとのレコーディングによるゴージャズなサウンドとなっている。特に2002年のアルバムはアメリカ同時多発テロの影響もあり、渡米して海外のミュージシャンを集めるのは相当難儀だったと思う。
レコーディングにはスティーリーダンのサポートメンバーだったディーンパークスやチャックレイニーなどをバックメンバーとして迎えた。
「UNITED SOUL」はスカイパーフェクTVのサッカー中継のテーマソングに起用された。
SPIRITS
2003年、29thアルバム「Spirits」をリリースする。
一時的とはいえ、「THE SQUARE」名義での再結成となった。
キーボードの河野啓三は、サポートメンバーとして初めてのアルバム参加である。
GROOVE GLOBE
2004年リリースの30thアルバム。
このアルバム以降、マイケル河合がプロデューサーとして活躍している。「DREAM WEAVER」のように、彼がパーカッションとして参加している楽曲もある。
ベースの森岡克司は次回作の「Passion Flower」のレコーディングにも参加することになる。
ドラマーの則竹裕之はサポートメンバーとしての参加はこのアルバムが最後となる。
このアルバムをもってユニット形態を終えて、このアルバムにサポートメンバーである河野啓三と若干22歳の新人ドラマー坂東慧は加入し、再びバンドとして出発することとなる。
(2005~2009)のアルバム(再びバンド形態へ)
PASSION FLOWER
2005年リリースのバンド体制初の31thアルバム。「MORE THAN LEMONADE」「ANGEL’S LOVE」の2曲はヴォーカル曲。バンド形態となったものの、安藤まさひろの作曲が多いからかユニット形態時を彷彿とさせる楽曲が多い。アルバム全体も河野啓三のキーボードが静かでメロウな雰囲気を演出している。
31thアルバム「PASSION FLOWER」時のバンド編成
安藤まさひろ(ギター)
伊東たけし(サックス・EWI)
河野啓三(キーボード)
坂東慧(ドラム)
森岡克司(サポートベーシスト、レコーディングのみ)
BLOOD MUSIC
2006年リリースの32thアルバム。T-SQUAREには珍しく一部の曲を除いてディストーションを効かせたオルタナ風の曲が多い。J-POPやメタル、ハードロックのリスナーにおススメ。
33(Thirty-Three)
2007年リリースの33thアルバム。前作ほどではないが、ロック調のアレンジが多い。坂東慧の秀逸なドラムプレイが聴ける。特に2曲目「FREEZE FLAME」、3曲目「INSOMNIA」はイントロから彼の本領が発揮されている。
WONDERFUL DAYS
2008年リリースの34thアルバム。収録には現行のメンバーと宮崎隆睦・田中豊雪・須藤満 ・和泉宏隆・河野啓三・則竹裕之の6名が加わった。前2作のハードロック路線とは打って変わったジャズやブルースに重きを置いた曲が多い。7曲目の「Sweet Catastrophe」は河野と坂東によるシンセサイザーとDJプレイヤーを使用した実験作である。
DISCOVERIES
2009年リリースの35thアルバム。ラストナンバーの「Smile Smile Smile」はDJプレーヤーを使用した坂東慧のポップチューン。
まとめ
バンド形態を解消してから、ブラジル音楽やファンクに傾倒していったわけだが、アルバム「FRIENDSHIP」のジャケット写真での伊藤たけしと安藤まさひろのツーショット。安藤もにっこりと笑顔。久しぶりの共演に喜びが隠せないといった感じだ。