フュージョンバンド・プリズムを聴いてみる

1975年に結成、翌年デビュー、相次ぐ脱退。

今回はフュージョンバンドのPRISM(プリズム)を紹介する。

1975年に和田アキラ、渡辺建、久米大作、伊藤幸毅、鈴木リカ徹の5人で結成されたプリズムは、ジェフベックに影響を受けたギタリストの和田アキラの趣向が反映されていたが、ジャズやプログレッシブロックの影響も多分に受けていた。後に元四人囃子の森園勝敏が加入し、1976年にアルバム「プリズム」でデビューする。T-SQUARE、カシオペアよりもデビューが早く、日本フュージョン初期を代表するバンドである。

しかし、1978年に森園勝敏が脱退、1979年には久米大作、伊藤幸毅、鈴木リカ徹が脱退。

代わりに佐山雅弘、青山純を加入させて4ピースバンドとして再出発した。1980年には、佐山が脱退し、中村哲が加入。これ以降、プログレッシブロック色が強くなっていった。

1984年にメンバーの脱退が相次いで活動を停止する。キーボーディストの深町純などのサポートで活動再開するが、レコード会社との契約完了により深町らが脱退。以前からサポートメンバーだった木村万作を正式メンバーとして迎えて、1990年代はキーボードレスの3人体制となった。

2000年に渡辺が脱退し、代わりに岡田次郎が加入、キーボードはサポートメンバーが担当していたが、2013年に渡部チェルが正式メンバーとして加入した。

2021年、和田は3年前から闘病生活を続けていたが、3月28日に他界した。

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