フュージョンバンド・リッピントンズをきいてみる
こんにちは、NULLです。
今回は、リッピントンズについて紹介する。
リーダーはギタリストのラス・フリーマンで、初期は定期的にメンバーを入れ替え、彼が作曲・アレンジを行う実質ワンマンバンド。1996年以降はメンバーを固定して活動している。
彼の音楽ジャンルは様々で、アルバムごとに南国から北国まで縦横無尽に駆け巡る。
リッピントンズがデビューした1980年代後半はジャズシーンがフュージョンからスムースジャズへと移行している時期で、ラリーカールトンやリーリトナーなどのフュージョンで活躍してきたミュージシャンも1990年代以降はスムースジャズを意識した作風へと変化している。
リッピントンズの代表曲を聴いてみる
まずはこの一曲から。
「Tourist in Paradise」
1989年にリリースされたアルバム「Tourist in Paradise」のタイトル曲で、きらびやかなシンセサイザーとハイトーンサックスが印象的なリッピントンズの代表曲。
途中「ドゥビダバ」と歌っているボーカルはカール・アンダーソンで、ミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』のユダ役で有名。
残念ながら彼は2004年に白血病により他界した。
「Snowbound」
夏を題材にした「Tourist in Paradise」とは打って変わって、「Snowbound」は冬を題材にした曲。
「Open Road」
2019年リリースのアルバム「Open Road」の収録曲。デビューから30年以上たってもなお創作意欲は衰えることはない。
彼は元々大学で作曲を学んだあと、デビュー前はコマーシャルソングなどを手掛けていたそう。だからなのか、音楽の演出も物語的というか映画のサウンドトラックを聴いているような気分になる。
音楽に携わっている人に何かの参考になればと思う。