R&Bファンクバンドのタワーオブパワー「What is Hip?」を聴いてみる
こんちわ、NULLです(^^♪
今回は1970年代に活躍したR&Bファンクバンド・「タワーオブパワー」の「What is Hip?」を紹介する。
1973年にリリースされたアルバム「TOWER OF POWER」に収録されている彼らの代表曲。
たたみかけるホーンセクションと16ビートのリズムセクションが特徴的の「What is Hip?」。
1970年代はあらゆるファンクバンドが群雄割拠していた。
同時期に活躍したR&Bファンクに「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」と「スライ&ザ・ファミリー・ストーン」、「アヴェレイジ・ホワイト・バンド」「アイズレー・ブラザーズ」などがいる。
この曲は洋邦問わずあらゆる分野に影響を与えている。
日本のR&Bバンド「ノーナリーブス」の「重ねた唇」はタワーオブパワーなどの70年代のR&Bファンクへのリスペクトが込められている。彼らは他にも「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」や「マーヴィン・ゲイ」からの影響も見られる。
渋谷系バンドのオリジナルラブが1993年にリリースされたアルバム「EYES」に収録されている。
早くからR&Bを取り入れてきた彼らだからこそ出せる骨太のリズムは圧巻である。
影響はフュージョンの分野にも及んでいる。
「MAC’S BACK」は、フュージョンバンドのT-SQUAREが1992年にリリースしたアルバム「IMPRESSIVE」に収録されている。
作曲者の安藤まさひろとアレンジした和泉宏隆と本田雅人は明らかに70年代のタワーオブパワーを意識したのであろう、強烈なホーンセクションが展開されている。
上にあげた曲を聴いてみると、いかにタワーオブパワーがファンクの教科書的存在であり、後世に影響を与えたかがよくわかる。
しかし、そんな彼らも一時は忘れられていた時期があった。
1980年代は彼らにとって暗黒時代ではあったが、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのバックバンドに起用されたことがきっかけで、1990年代に再評価された。
アシッドジャズバンドの「インコグニート」のアルバム「POSITIVITY」に収録されている。
彼らはロニーロウズの「Always There」やスティーヴィーワンダーの「Don’t you worry ’bout a things」などをカバーしていることから、1970年代のR&Bをどれだけリスペクトしているかがうかがい知れる。
彼らは2020年現在もメンバーチェンジを繰り返しながらも、ライブを中心に活動している。
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