xtc 名曲を一通り聴いてみる

こんにちは、nullです。
今回は、ブリットポップの元祖、XTCについて特集したいと思います。

「This is pop」


デビュー時はジャンルごった煮ハチャメチャバンドだった。しかし、私はこのアルバムが一番好きなのだ。秩序が壊れるか壊れないかの一歩手前を保っているこの感じが。

この時はキーボードがいて、それが同時期のパンクバンドと違った独特さを際立たせていた。

この曲が収録されているアルバムにはジミ・ヘンドリクスの「All Along the Watchtower」がカバーされている。原曲ほどの派手さはないが、規則的に繰り出されるベースラインは小気味がいい。


 

 

「This world over」


レゲエのリズムにパートリッジの神への嘆き。聴けば聴くほど、福音のように神々しいけど、あまり深入りしちゃいけないような闇も感じる。

歌詞も終末感と静かにやってくる絶望感と不条理に対するやるせなさが漂う。このコロナ禍なので、あまりおすすめしたくないのだが、やはりこの時だからこそ聞く価値はあると思う。

自己責任でどうぞ。

 


「Mayer of Simpleton」


自分は馬鹿だけど、君のことは誰よりも好きなんだ。

簡単に要約するとそんな歌になる。

知識なんかよりもっと大事なことがあるとパートリッジは訴えているが、皆さんは真に受けないでちゃんと勉強しましょう。

この曲は「オレンジ&レモンズ」に収録されている。「King for a day」も彼の金持ち批判がこれでもかと展開されている。

「King for a day」


「The Ballad of Peter Pumpkinhead」


古代の殉教者をテーマにした楽曲である。しかし、ミュージックビデオではケネディ暗殺をモチーフにしたシーンが映し出されていることから、現代への別のメッセージが込められている。

異端者はその能力ゆえに弾圧され、罰せられる。

残念ながらこの現実は現代になっても変わらない。


鈴木さえこ 「Happy End」

鈴木さえこを知ったのは、ガンダム好きの友達から無理やり見せられた「ケロロ軍曹」がきっかけ。そのアニメのサウンドトラックを担当していたのは彼女だった。実はこの仕事が彼女の復帰作で、それまでは子育てのために音楽活動を控えていたのだ。

鈴木さえこは自身が所属していたシネマというバンドが解散してしまったので、80年代は坂本龍一や泉谷しげるのドラムセッションをこなしつつ、ソロで活動していた。その間、彼女はムーンライダースの鈴木慶一と数枚のアルバムをリリースし、チキンラーメンのおなじみのCMソングを作曲していた。その中で、アンディパートリッジがプロデュースを担当していたのが「Happy End」が収録されている「スタジオ・ロマンチスト」である。




 

XTCに影響を受けたアーティスト


XTCに影響を受けた邦楽のアーティストは、P-MODEL、サカナクション、奥田民生、L→Rなど多くいるが、その中でも最も影響を受けているアーティストは奥田民生かもしれない。

それを証拠に、奥田民生のいくつかの楽曲にはXTCのオマージュがちりばめられている。

「Fantastic OT」から「イナビカリ」


 

XTC 「Radios in Motion」



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