フュージョンベーシストのマーカス・ミラーを聴いてみる
今回はフュージョンベーシストのマーカスミラーを紹介する。
マイルスデイヴィスのバンドに参加
マーカスミラーは、マイルスデイヴィスの「ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン」に参加した。このアルバムにはギタリストのマイク・スターンも参加している。M1「Fat Time」は、1980年代に誕生したヒップホップを先取りしたようなグルーヴィーなサウンドが特徴である。
このアルバムでのマーカスミラーの貢献度は大きいと感じる。マイルスの良くも悪くも無秩序で雑味のある音楽が、彼のベースによってほどよく引き締まった印象を受けるからである。
ソロアルバム
「The Sun Don’t Lie」は彼にとって3rdソロアルバムで、軽やかなスラップが特徴的なヒップホップ調のナンバー「Scoop」、ジャコパストリアスのウェザーリポート時代の名曲をカバーした「Teen Town」、亡きマイルスデイヴィスに捧げられた「The King Is Gone」が収録されている。このアルバムには、ドラムのオマー・ハキム、ピアノのジョー・サンプル(元クルセイダーズ)、キーボードのフィリップ・セスなどが参加している。