フュージョンバンド・スパイロジャイラを聴いてみる。
こんにちは、NULLです。
今回はフュージョン・バンドのスパイロジャイラ(Spyro Gyra)について取り上げたいと思います。
スパイロジャイラの経歴
サックス奏者のジェイ・ベッケンシュタインが、地元仲間とのセッションをきっかけにニューヨークの片田舎で結成されました。
バンド名の元々意味は「アオミドロ」。
もはや名前からして独特ですが、これはバーのオーナーが綴りを間違えて覚えていたらしく、それをそのままバンド名にしたとか。
これが功を奏したのかわかりませんが、4年後の1978年にファースト・アルバム「スパイロ・ジャイラ」がスマッシュヒット、その翌年にカリプソを大胆に取り入れたセカンド・アルバム「モーニング・ダンス」で70万枚を売り上げ、ゴールドディスクを獲得しました。
フュージョンましてやカリプソの分野でゴールドディスクを獲得した例はあまりないかもしれません。
スパイロジャイラの名曲
「モーニングダンス」から「モーニングダンス」
スパイロ・ジャイラのセカンド・アルバムのタイトル曲。
イントロのビブラフォンといい、リズムギターといい、今までのフュージョンとはどことなく違う印象があります。フュージョンのロック的な要素は見られず、派手さはない。このバンドはフュージョンというよりはスムースジャズに近い。しかし、流行り廃りの激しいこの現代で、すぐに飽きられて消費されゆく運命にある大半のスムースジャズとは違い(もちろん良曲もたくさんある。)、聴けば聴くほど味わい深くなる、時折また聴き返したくなる、そんな曲はなかなか無いと思います。
「スリー・ウィッシズ」から「ピポズソング」
「泣ける」。この一言に尽きます。
スパイロジャイラの中で一番好きな曲なんですが、ギター、サックス、キーボードどのパートも素晴らしいし、押しつけがましさもなく、いつでも自然体な彼らの良さが凝縮された曲です。僕の中では「モーニング・ダンス」よりも名曲だと断言します。特に最後のフリオフェルナンデスのギターソロは絶対聴いてほしいです。
「You Can Count on Me」
タイトルの意味は「僕に任せてよ。」
なんとも意味深な言葉ですが、円熟味を増した彼らの余裕が垣間見えるそんな一曲です。
まとめ
最近はコロナの流行でコンサートが開けないので、どのアーティストも積極的に演奏を配信してますが、彼らもオンラインで素晴らしい演奏を披露しています。
オンラインでの演奏は配信の都合上、タイミングが微妙にズレて苦労するそうですが、それを感じさせない名演となっています。
最後にジェイ・ベッケンシュタインによる、ニワトリとの即興演奏をどうぞ。
カワイイwww
コケコッコー\(^o^)/