フュージョンキーボーディスト・佐藤博を聴いてみる。
フュージョンキーボーディストの佐藤博を紹介する。
1970年にプロデビュー
ピアノの特訓に励んだ佐藤は、1970年にジャズ・バンドでデビューし、上田正樹やウエスト・ロード・ブルース・バンドのバンドに参加。その後、ギタリスト鈴木茂と知り合い、ティンパンアレーに参加する。
日本から飛び出す。
興味のない歌謡曲のスタジオ・ミュージシャンの仕事に嫌気が差した佐藤は、ロサンゼルスへ向かう。
マリアマルダーやランディクロフォードのサポートミュージシャンとして活動している中、1980年にリリースされたハービー・ハンコックの『Mr. Hands』を聴き、衝撃を受ける。このアルバムに、ギタリストロジャー・リンの発明したドラムマシン・Linn Drum LM-1が使用されていることを知った佐藤は、アルファレコードの代表である村井邦彦にドラムマシンの購入を打診。帰国前に制作されたデモテープをもとに、1982年、4thアルバム「Awakening」をリリースした。
青山テルマをプロデュース
2008年に青山テルマの代表曲「そばにいるね」を、編曲とサウンド・プロデュースのみならず、自身のプライベート・スタジオである「Studio SARA」にて自ら録音、ミックスダウン、エンジニアリングとマスタリングまでを手掛けた。また、キーボード、リズム・プログラミング、シンセ・ベースの演奏まで行い、第50回日本レコード大賞【優秀作品賞】を受賞する。