フュージョンキーボーディストのハービーハンコックを聴いてみる
今回はフュージョンキーボーディストのハービー・ハンコックを紹介する。
マイルスデイヴィスグループの一員として
1963年からマイルスデイヴィスのグループのメンバーとして活動、1968年まで在籍している。
当時のメンバーである、ウェインショーター、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスの4人は「黄金のクインテット」と呼ばれている。
エレクトリックサウンドを導入
マイルスデイヴィスグループから脱退後、1973年にファンク色の強いアルバム「ヘッドハンターズ」をリリース。ビルボードのジャズチャートでは最高位一位、総合アルバムチャートでは20位以内にはいるなど、フュージョンアルバムの最大傑作の一つである。メンバーはサックスのベニー・モウピン、ドラムのハーヴィー・メイソン、ベースのポール・ジャクソン。
1998年にハービー以外のオリジナルメンバーで再結成された。(ハービーはゲストとして参加。)
アコースティックジャズへの回帰
1976年にV.S.O.P.クインテットを結成した。あくまでライブバンドであり、ライブ・アルバムは4枚スタジオ・アルバムは1枚しか残されていない。
1970年代はジャズの派生ジャンルのフュージョンが全盛で、アコースティックジャズがかつての人気を失っていた中で、ハービーたち「黄金のクインテット」が、アコースティックジャズの新しい形を示した。