フュージョンベーシスト・スタンリークラークを聴いてみる
スタンリークラークを紹介する。
リターン・トゥ・フォーエバーのベーシスト
スタンリークラークは1972年にチック・コリアらとリターン・トゥ・フォーエバーを結成。
初期はウッドベース、エレクトリックベース両方を使用していたが、ロック色が強くなった1973年の3rdアルバムからはエレクトリックベースだけを使用している。
彼は結成からバンドが解散する1977年まで活動しており、その後の彼に大きな影響を与えたのだった。
1972年にソロデビュー
1972年に1stアルバム「チルドレン・オブ・フォーエヴァー」でデビュー。しかし、本人曰く実質的なデビュー作は、2ndアルバム「スタンリークラーク」からだという。このアルバムには、リターン・トゥ・フォーエバーのリーダーであるチック・コリアがプロデュースし、ギターには同じくリターン・トゥ・フォーエバーのメンバーであるビルコナーズ、キーボードには若き日のヤン・ハマー、ドラムにはトニー・ウィリアムスが参加していた。
アルバム「スタンリークラーク」から「Spanish Phases for Strings & Bass」
同じくアルバム「スタンリークラーク」から「Life Suite」
ジョージ・デューク、上原ひろみとの共演
同じフュージョンの分野で活躍しているジョージ・デュークとは度々共演しており、1975年リリースのアルバム「Journey to Love」を皮切りに、「クラーク・デューク・プロジェクト」名義で3枚のアルバムをリリースしている。
ジャズピアニスト上原ひろみとも、2009年のアルバム「ジャズ・イン・ザ・ガーデン」、2010年のアルバム「スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ」に共演し、後者のアルバムはグラミー賞を獲得した。(授賞式は、オーストラリアのツアー中だったため欠席した。)