フュージョンギタリストのジョン・マクラフリンを聴いてみる
今回は、ジョン・マクラフリンについて紹介する。
ジョン・マクラフリンはマイルスデイヴィスのグループに参加するなどフュージョン創初期から活躍したギタリストである。
ビッチェズブリュー
マイルスデイヴィスのエレクトリックジャスの最大傑作。このアルバムの中に彼の名前をタイトルにした曲がある。そのくらいマイルスデイヴィスは彼の実力に心底惚れていたのである。
火の鳥
インド音楽に影響を受けた、ジョン・マクラフリンの代表曲。ドラムのビリーコブハム、キーボードのヤンハマー、ベースのリックレアード(後に引退。)、バイオリンのジェリーグッドマンとともに絡み合う究極のアンサンブルは、誰も到達し得ない高みに、早くも彼らは登ってしまった感がある。
もちろん、超絶技巧だけでジョン・マクラフリンを語れるわけではない。ヒンドゥー教の指導者シュリ・チンモイ(マハヴィシュヌ・オーケストラの名付け親である。)に弟子入りしたことが彼の音楽性のみならず生き方そのものを変えてしまったのだから。(しかし、信者になって5年ほどで、彼はチンモイの元をはなれたが、今でも尊敬の念は変わらないという。)