フュージョンバンドのフルーツケーキを聴いてみる
今回はフュージョンバンド・フルーツケーキを紹介する。
フルーツケーキはオランダで1982年に結成され、主にピアノ/キーボードのベニー・バン(Benny Baan)とギターのロブ・タケマ(Rob Taekema)の二人を中心に活動している。
ケーキのようにフワフワで温かなシンセサウンドが日本人の感性とマッチしたのか、楽曲は1980年代に日本でもラジオ番組などのBGMに多用された。
レコードは少数しか市場に出回らなかったため、CD化を待望する声が多かった。
2010年にいったんCD化されたが、再販が終了してからは入手困難になっている。
朝の目覚ましにもってこいのピアノサウンド
1stアルバム「FRUITCAKE」の「A Little Place in My Heart」。
ラジオの朝の交通情報で流れてそうなピアノの旋律が爽やかな曲。
これを聴いて「あー、仕事行きたくねー」と二度寝したくなる誘惑に駆られる。
包み込むようなトロフワシンセサウンド
1984年リリースの2ndアルバム「FRUITCAKE2」の「Casino Jump」。
聴いてるだけで気分がほのぼのするシンセサウンドが特徴的の彼らの代表曲。
どこかへお出かけしたくなるけど、あいにくコロナが。
デオダートの名曲をカバー。
ブラジルのフュージョンミュージシャン・エウミールデオダートのCTI時代の名曲。
浮遊感ただようシンセサウンドから始まり、ギターは真面目に16ビートを刻んでいて、ドラムもアドリブ少な目でまじめに叩いているところがなんともいえずgood。
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