フュージョンギタリストのコーネル・デュプリーを聴いてみる
今回はフュージョンギタリストのコーネルデュプリーを紹介する。
1962年にキングカーティスに誘われて、ザ・キングピンズに加入。当時のメンバーにジミヘンドリックスがいて、コーネルはサイドギターとして共にプレイしていた。
1974年にソロデビュー。
1974年にリリースされた1stソロアルバム。彼は、クルセイダーズとともにR&B、ソウル、ブルースを取り入れた先駆的ミュージシャンである。元々アレサ・フランクリンやダニーハサウェイなどのR&Bシンガーソングライターのライブサポートをしていた経歴に裏打ちされた、ブルースの泥臭さと同時に彼の確かなテクニックも随所に垣間見られる。
1976年スタッフに参加
Stuffは1970年代前半にゴードンエドワーズを中心に、スティーブガットやエリックゲイルらとともに行わていたセッション「Encyclopedia Of Soul」が前身である。ラインナップは凄腕のミュージシャンぞろいで、1stアルバム日本での評価は高く2度も来日した。アルバムは数枚リリースしたが、1980年代前半に自然消滅した。
セッションギタリストとして参加
1971年にリリースされたライブ盤、アレサ・フランクリン『Live at the Fillmore West』。1967年から1976年まで彼女のバンドのメンバーだった。
1972年にリリースしたライブ盤、ダニー・ハサウェイ『ライヴ』。このアルバムはサイド1、サイド2に分けられていて、1971年8月28日と29日にハリウッドのトルバドールの公演で演奏されたM1~4はサイド1、10月27日から29日にニューヨークのビター・エンドの公演で演奏されたM5~8はサイド2。このうち、コーネルデュプリーはサイド2側のライブに参加している。「Little Ghetto Boy」のアンサンブルは見事なもので、コーネルはVoice Inside(Everything is Everything)でも、間奏でブルージーなギタープレイを披露している。どちらともぜひ聴いてほしい。