フュージョンバンドカシオペアの代表曲を語ってみる
今回はフュージョンバンドカシオペアの代表曲について紹介する。
カシオペアはT-SQUAREと同時期の1977年に結成され、多くのメンバーチェンジを経ながら現在も「Casiopea3rd」として活動を続けている。リーダー野呂一生は結成から現在までオリジナルメンバーである。
野呂一生だけでなく、他のギタリストの紹介もしています。↓
フュージョンバンドカシオペアの代表曲
カシオペアの中でも名曲中の名曲を集めてみた。いまさら俺ごときがカシオペアの何を語れるのかわからないがとりあえず解説してみる。
朝焼け(ASAYKE)
1979年リリースの1stアルバム「SUPER FLIGHT」に収録されている代表曲。これがなければカシオペアではないよねってくらい。
実はこの時のドラムは神保彰ではなかったのだ。この時のドラムは佐々木隆でこのアルバムリリース直後に音楽の方向性の違いによって脱退している。
神保に関しては、就職活動中の彼をメンバーが総出で拝み倒して(無理やり?)加入させたそう。まさに三国志の三顧の礼そのもの。確かに神保を見ていると雰囲気的に諸葛孔明っぽい知的な感じはする。
もし神保が普通に就職して、佐々木がドラムを続けていたらカシオペアはどんなバンドになっていたのだろうか?
ともかくカシオペアは大成功したので、結果オーライでしたね。
今のようなコロナ+不景気な時代だったら絶対二の足踏んでただろうし、バブル前夜で時代がよかったんだよね、知らんけど。
1981年リリースのアルバム「CROSS POINT」の収録曲。
最初にこの曲に出会ったのは1994年リリースのベストアルバム「Asian Dreamer」の時。
あまりにアレンジがかっこよすぎて、試しに原曲を聴いてみたのだが
「ん?あれ?音が・・・」
当時の録音技術が今とは違うからそりゃそうなのだが。
なんだかシンセサイザーもSFっぽくてスペイシーだなー。
でもなんか違うなーと思い、それからというものT-SQUAREのアルバムばっかり聴いていた。しかし、最近になってカシオペアのアルバムを聴くようになり、俺がいかに先入観に凝り固まっていたかがよく分かった。
あの時はフュージョンを聴き始めたばかりで、とにかくロックっぽいT-SQUAREの「CHASER」やエアプレイ的なものがフュージョンだという意識が抜け切れていなかった。だからリターントゥフォーエバーとか苦手だったなー。
The Soundgraphy
1984年にリリースされたベスト盤11thアルバムに収録されている。
リアルタイム世代でもないし、そもそも生まれてもいないはずなのに、懐かしさというかあの頃に帰りたいというサウダージ的な感情に心を揺さぶられる1曲。
特に奇をてらうこともなく控えめでアドリブもシンプルでありながらも、普遍的な何かがある。
海外で人気を博するのは、その普遍的な何かなのかもしれない。でもそれが何かを説明しろと言われてもこんなボキャ貧では難しい。
そういえば、TV通販のBGMによくこの曲がかかっていた。フュージョンなどのインストはいろんなところで使って聴いてもらってなんぼだし、パチンコ屋でもT-SQUAREの「TRUTH」が使われていることがある。
しかし、インストがBGM止まりになってしまっていることが非常にもったいなく感じることがある。歌モノほど目立たないし、意識して聴かないとTV画面やカフェでのおしゃべりで気にも留めないだろう。
インストってそういう宿命なんだろうか?
とにかくインストの素晴らしさを知ってほしいし、微力ながらも少しでも役に立てたらと思う。
良いお年を。
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