奥田民生の友人のスティーブジョーダンって何者?
こんにちは、NULLです。
私は「さすらい」や「愛のために」に衝撃を受けて以来、ずっと高校生の頃から奥田民生を聴き続けている。ある日のこと、奥田民生のアルバムのクレジットにスティーブジョーダンと記載されている。この人誰なんだろう?しかし、奥田民生に満足していた私はググることもせずにそのまま彼のことは忘れてしまった。
しばらくして、フュージョンにはまっていた私は24丁目バンドのCDを借りて聴いていたのだが、そこのクレジットにもスティーブジョーダンと記載されていた。あれ、どこかで聞いた覚えが。しかし、日常の忙しさからまたしても彼のことを忘れてしまったのだ。
時が流れ、たまたま見つけた「ほぼ日刊イトイ新聞」を閲覧していた時だった。下記はその抜粋だ。
沼澤 民生君のファーストソロアルバムは
スティーブ・ジョーダンが
ドラムをやってるんです。糸井 あーそう!
沼澤 ぼくは、当時アメリカいたんですけど
「キース・リチャーズバンドを
使った日本人のシンガーがいるんだって!?」
ということを聞いて。糸井 「29」ってやつ? あれ好きなレコード。
沼澤 最高ですよね。
「FAILBOX」っていうミニアルバムも
全く同じメンバーで。
そこでやっと「奥田民生」と「スティーブジョーダン」の両者が自分の中でつながった。
で、スティーブジョーダンって誰よ?
1957年ニューヨーク生まれ。ドラマー、プロデューサー。ローリングストーンズのキースリチャーズのお気に入りで、ローリングストーンズやキースリチャーズのアルバムにたびたび参加している。かつてはフュージョンバンドの24丁目バンドやアイウィットネスに所属していて、その実力は折り紙付きである。
ドラマー・スティーブジョーダン参加曲
奥田民生 「愛のために」
あ、あとで調べてわかったのだが、実をいうとこの曲の収録でドラムを叩いてたのユニコーンの川西幸一だったことがわかった。しまった。。。。
スティーブジョーダンが叩いていたのは次の曲。
奥田民生 「息子」
洋楽ぽっくって好きだなーと思ってたが、この曲が収録されているファーストアルバム「29」はニューヨークのスタジオで収録されたとのこと。どおりで。
では次の曲は24丁目バンド
24丁目バンド 「shoppin’ ’round again」
お気に入りの曲。フュージョンもTOTOやドゥービーブラザーズをはじめとしたAORの流行を意識していた1979年頃にリリースされた、バンド名を冠したファーストアルバムに収録されている。フュージョンにしては珍しくボーカル入りである。
しかも、フュージョンというよりAORだよね。キーボードはひたすら洗練されたAORのバッキングなのに、ドラミングもジョンボーナムばりのロックのような叩き方だから。
いや、もはやロック以上にロックである。一打一打の破壊力がすさまじくてドラムをぶっ壊しそうな勢いである。なのに芸術的なリズムを叩くのだから不思議なドラマーだ。
*実はいろいろな諸事情により、音源や動画を用意できなかった・・・。どうかお許しを。Spotifyで検索かけてみたけど、引っかからない。YOUTUBEでも聴けるけどなんだか違法アップロードっぽいので、著作権違反となり安易に薦められない。決して「コイツが見ろって薦められたから!」とか止めてくださいね。見るんだったら自己責任で。見るんだったら自己責任で。二回言いましたよ。めんどくさいことになりたくないならぜひ中古でお買い求めするかしてください。
ちなみに郷ひろみの「スーパードライブ」のバックバンドは24丁目バンドである。いやー昔の日本はすごい!
郷ひろみ 「入り江にて」
*くそっ、またしても音源も動画もない・・・。中古でも調べたらHMVレコードショップに在庫有ったので、レコードプレイヤーをお持ちの方はぜひご検討ください。 (2021年1月現在)
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作曲はあの名作曲・編曲家の林哲司である。同年、松原みきの「真夜中のドア」も作曲してヒットしている。
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最近は夫人のミーガン・ヴォスとVerbsというバンドを結成して活動しているそう。奥田民生も2010年に正式加入していたらしい。リンク先の動画は2015年のロサンゼルスライブのインタビューの様子。