フュージョンドラマー青山純を聴いてみる

PexelsによるPixabayからの画像

今回はフュージョンドラマー青山純を紹介する。

T−SQUARE、プリズ厶のドラマーとして在籍

ハイファイセットや杉麻里のバンドで腕を磨いた青山は、1979年にT-SQUARE(当時のTHE SQUARE)に加入したがアルバム「Rocoon」のみで脱退した。その後、まもなくしてプリズムに加入した。

ドラムに無駄がないというか、叩く数が少ないし雄弁というわけでもない。しかし、何がすごいのかこれだけでは言葉にはしずらい。とにかく一つ一つのドラムの叩く音がハッキリしている。そこには何にも汚されていない無垢さを感じさせる。

青山がこのまま固定メンバーになっていたら一体どんなスクエアが聴けたのだろうか?

山下達郎のドラマーとして活躍

1979年ごろから山下達郎のレコーディングとライブに参加した。
「Ride on Time」などの代表曲は青山が叩いている。

後に青山を含めた山下のバックメンバーだけでネルソンスーパープロジェクトを結成し、数枚アルバムをリリースした。

青山はその他にも多くのアーティストのサポートを務めていた。

MISIA「Everything」

青山のドラムはAORやバラードとの相性が抜群である。ミュージシャンの潜在能力を引き出し、それを邪魔せずにサポートする。まさにバックミュージシャンの鏡である。これによって、T-SQUAREでの彼のドラムを聴いた時の違和感の正体が分かったような気がした。スクエアは一人一人のミュージシャンの主張が強いゆえに、少なめに叩く青山のドラムはなじまなかったのかなと思った。あくまで推測でしかないが。

織田裕二「OVER THE TROUBLE」

織田裕二の1994年リリースのアルバム「Screen Play」から。明るいポップスチューンに青山のドラムが光る。M7「Back to The City」も青山のはつらつとしたドラムが聴ける。

その後

彼は2013年12月3日、肺血栓塞栓症でこの世を去った。まだ56歳だった。実は亡くなる10年前から、体調不良により長時間のライブは困難だったという。

弟子入りすれば良かったのうo(TヘTo)

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