フュージョンドラマーの村上・ポンタ・秀一を聴いてみる



今回はフュージョンドラマーの村上ポンタ秀一を紹介する。

赤い鳥に参加

村上ポンタ秀一の初のキャリアはフォークグループ「赤い鳥」から始まった。彼はドラムを始めて4日ぐらいで赤い鳥のオーディションを受けて見事合格した。(彼は以前に、吹奏楽のティンバニを演奏していた。)

しかし、彼がオーディションを受けた動機は「赤い鳥」ではなく、そこに参加していたギタリストの大村憲司に興味があったという理由からだった。

やはり、ドラムの天才は目の付け所が違う。

後に村上は、大村の初のデビューアルバム「ファーストステップ」に参加することになる。

参加した曲数はのべ14000曲

村上が参加したレコーディングやライブは数え切れないほど膨大で、およそ14000曲と言われている。一日一曲叩いたとしたら365日✖40年=14000曲になる。おそらく数えられていないものもあるので、実際はこの数字の2、3倍は叩いていたはず。他のドラマーに比べて、どれだけ桁違いかが分かる。

Summer Connection(シングルバージョン)

大貫妙子の2ndアルバム「SUNSHOWER」に収録されている。この曲にはアルバムバージョンとシングルバージョンの2つがあり、前者にはスタッフのドラマークリス・パーカー、後者には村上が叩いた。特筆すべき村上のドラムのテンポである。とにかく速い。クリス・パーカーのドラムが退屈に聴こえるくらい、村上のドライブ感が際立っている。どっちがいいかは人によるのかもしれないが、村上のシングルバージョンがお気に入りである。

70歳で永眠する。

2021年3月9日、村上・ポンタ・秀一は視床出血によって70歳で逝去した。

去年、ドラマーの高橋幸宏も脳腫瘍で入院したけど、脳の病は本当に恐ろしい。

ご冥福をお祈りします。

 

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