フュージョンギタリスト・野呂一生を聴いてみる。

PexelsによるPixabayからの画像


今回はフュージョンギタリスト野呂一生を紹介する。

カシオペアのリーダー

野呂のギターの特徴はジャズギタリストのジョーパスの影響からか、とにかく音の粒が細かいこと。1979年リリースのアルバム「Casiopea」に収録されている「Midnight Rendezvous」や「Black Joke」ではまるでジャズギターのような速弾きアドリブを展開し、聴くものを圧倒させる。

ソロでの活躍

現在はカシオペア3rdと並行して、Issei Noro Spiritsも活動中である。

野呂の中にあるアメリカがさく裂した、2009年リリースのアルバム「MOMENTS」。カシオペアにも「PLATINUM」のように当時のアメリカの音楽に影響されたアルバムが多く、皮肉にも国内のファンにそっぽを向かれる結果となった。しかし、あの時はカシオペアの音楽性を丸ごと変えてしまうくらいにやりすぎた感があったが、今回のアルバムは野呂のブルース的な側面とフュージョン的な側面が見事に調和されていて、とてもスリリングなアルバムとなっている。

ドリカムのレコーディングにも参加

2014年リリースのドリカムのアルバム「ATTACK25」。野呂はセッションギタリストとして参加している。今更ながらドリカム×野呂の取り合わせは意外。M4「軌跡と奇跡」の終盤のギターはASAYAKEを彷彿とさせるハイトーンギターが聴ける。M11の「想像を超える明日へ」は、野呂の泣きのギターが隙あらばドリカムの主役の座を奪おうとしている感があって、俺の心の中で草が生えまくっていた。


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