ジョンレノン生誕80年
こんにちは、nullです。
今年はジョンレノン生誕80周年だそうなので、あの有名なクリスマス曲を取り上げたいと思います。
ジョンレノン「Happy Xmas(War is over)」
初めて聴いたのは小学生の時。
母がジョンレノンのCDをステレオで流していて、この曲が一番のお気に入りだった。
しかし、この曲が反戦歌だったと知ったのは中学生になってからだった。
インターネットがいくらか普及してきた頃に、ウィキペディアでジョンレノンの事を検索して、このことを知った。
いつかこの世から戦争をなくしたいと野心に燃えていた時期があったが、現実を知るうちに純粋な気持ちは消え失せてしまった。
ある日、TVKの洋楽天国でジョンレノンの特集をやっていたので何気なく観ていたのだが、「Happy Xmas」の音楽が流れると気のせいか私の取り巻く空気が変わったように感じた。
映像には世界中の紛争地で血まみれで傷つく子どもたちがこれでもかこれでもかと映し出されていた。
私は後ろめたいような気持ちになった。
今まで自分たちが触れないようにしてきた罪を、
裁判所の被告席で並べ立てられたような
短くも苦しい時間だった。
現実なんてそうそう変えられないのに。
なぜ、こんなにも愛と平和を訴えるのか?
声の大きい人間の美辞麗句に振り回され、残るのは失望ばかり。
しかし、ジョンレノンに対して憤りを感じたと同時に、この歌のとおりに世界を変えられたらとふとあの頃の気持ちに戻させてくれる。
ジョンレノンが死してもなお、その不思議な魔法は彼の歌を通して生き続けている。
そんな気がしてならない。
コロナ禍で苦しい状況に追い込まれている方々もいると思う。
来年はコロナが終息して、皆さんにとって良い年であるように。