フォークシンガーのピート・シーガー「We Shall Overcome」を聴いてみる。
今回はフォークシンガーのピート・シーガーの代表曲である「We Shall Overcome」を紹介する。
この曲を知ったのは俺が中学校の時。
日本ハムファイターズが北海道にやってきて1、2年。ヒルマン監督が指揮を取り、新庄、森本、セギノール、小笠原などの選手が現役で活躍していた頃だ。
北海道のローカルCMにも時々ファイターズの選手が出演することがあり、その一つに「野口観光」のCMがあった。
ヒルマン監督は2回出演し、一つはそこで、アコースティックギターを華麗に弾き語りをしていた。
そしてもう一つは、あの「We Shall Overcome」がBGMだった。
いい歌だなとは思っていたが、めんどくさがり屋の俺はその曲が何であるかも調べようとせずに、そのまま時は経った。
サイケデリックロックバンドのバーズの代表曲である「Turn!Turn!Turn!」は元々ピート・シーガーのオリジナルであることを知った俺は、Spotifyでピート・シーガーを聴いてみることにしたのだ。
「人気曲」コーナーに目を通してみると、
あるではないか、「We Shall Overcome」が。
実はこの曲はピート・シーガーのオリジナルではない。20世紀初頭に、フィラデルフィアの教会の牧師が作曲した賛美歌を元にしている。
それが黒人労働者の間で歌い継がれて今の形になったと言われている。
ピート・シーガーによる牧歌的な弾き語りが印象の「We Shall Overcome」は、この曲が公民権運動を象徴する曲として有名になった。
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