サイケデリックロックバンド「バーズ」の「Turn!Turn!Turn!」を聴いてみる。
先週の土曜日の昼、コロナ禍で身動きもできず。家でゴロゴロとチャンネルのザッピングをしていた。
NHKにチャンネルを回すと、二人のご年配型がなにやら仏頂面で向かい合って話しているではないか。
「これへとの言葉?」
テレビ画面の右上にそう書いてある。
どうやら聖書に書いてある文章のようだ。
二人はどうやら学者のようで、コレヘトの言葉を紐解きつつ混迷する現代文明に対する批評をするという内容だった。
下のリンクでその内容が見られる↓
コレヘトって誰なのか?
一説によると紀元前にイスラエルを統治していたソロモン王ではないかと言われている。
内容はあまり心躍るものではない。
「私は日の下で人が行うすべてのわざを見たが、みな空であって風を捕らえるようである。」
出典:聖書「伝道の書 第一章」より 日本聖書協会発行
あとこんな有名な一説もある。
「天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。」
「生まるるに時があり、死ぬるに時があり、植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、(中略)愛するに時があり、憎むに時があり、戦うに時があり、和らぐに時がある。」
出典:聖書「伝道の書 第三章」より 日本聖書協会発行
この言葉は1月20日のジョー・バイデンアメリカ新大統領の演説でも引用された。
洋楽ファンならこの言葉を聞いて、あの曲を連想するのではないか?
サイケデリックロックバンド「バーズ」の「Turn!Turn!Turn!」の歌詞も「コレヘトの言葉」が基になっている。
とても若々しいバンドが歌うとは思えないくらい達観した曲だが、実は彼らのオリジナルではない。元々は公民権運動の象徴的存在の一人であるフォークシンガーのピート・シーガ―の曲だ。
とにかく渋い、癖が強すぎる(⌐■_■)
リズムも早くなったり、遅くなったり滅茶苦茶だし、バーズのカバーに比べてなかなかとっつきにくいな。
いやフォークの良さが分からない俺は修業が足りないだけなのかもしれない。
次の休みにちょっとフォークでも何曲か聴いてみようかな。
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